精神保健福祉士

精神保健福祉士は、
精神科ソーシャルワーカーの国家資格です。
精神疾患のために生活のしづらさを抱える人たちを、その人らしく生きられるように支援する、それが精神科ソーシャルワーカーの仕事です。
ソーシャルワークとは、精神的・肉体的なハンディキャップなどにより、社会の中で孤立したり、日常生活を送るのが困難な人たちに対し、本人がそれぞれの課題を克服し、よりよい生活ができるように専門知識と技術をもった社会福祉専門職が援助していく活動のことをいいます。
精神科ソーシャルワーカーである、精神保健福祉士は、このソーシャルワーク活動を精神保健分野で、精神障害者を対象に行います。
社会福祉士との違い
同じソーシャルワーカーである社会福祉士との違いは、一言でいうと、対象者が違うということが言えます。
社会福祉士が援助する対象者は、「身体上もしくは精神上の障害があること、または環境上の理由により日常生活を営むのに支障があるもの」です。
ここでいう「精神上の障害」とは、知的障害や情緒障害をいい、精神障害者は含まれません。
また、活動領域に医療施設が入っていないことも精神保健福祉士と違う点です。
知的障害とは?
知的障害とは、生後何らかの理由で知的能力が発達せず、社会生活への適応が難しい状態をいいます。
知的障害はおおむね固定した状態ですので、一般に治療の対象とはなりません。
知的能力に問題がなく、精神疾患という病ゆえに障害を抱える精神障害者とは概念を全く異にします。
ただし、精神症状を伴う知的障害者の場合は、精神疾患の治療の対象になります。
精神疾患とは?
精神疾患(せいしんしっかん)とは、脳(および「心」)の機能的・器質的障害によって引き起こされる疾患をいう。
統合失調症や躁うつ病といった重度のものから、神経症(この用語は正式な疾患名としては用いられなくなりつつある)、パニック障害、適応障害といった中、軽度のものまでの様々な疾患を含む。
また、精神の変調が髄膜炎、内分泌疾患などの身体疾患によって引き起こされる場合もある。